ロシアのウクライナ侵略に思う

ウクライナに対してロシアが侵略戦争を行っています。この戦争自体の責任は侵略しているロシアにあり、ロシアは直ちに軍隊をウクライナから撤退させるべきです。しかしそのことは、他国に今回の戦争の責任が一切ないことを示すわけではありません。とりわけ、NATOにはその責任の一端があります。

東西冷戦の時、NATOはワルシャワ条約機構軍と軍事的に対立していました。冷戦終了後、ワルシャワ条約機構軍は解散しました。NATOもそのとき解散すべきでした。しかし現実にはNATOは拡大し、その結果NATO非加盟国との軋轢を拡大させることになりました。

軍事同盟は仮想敵国を作り出します。その対立が深まり、結果として今回の戦争がもたらされました。

さて、日本は日米安保の中にあり、近隣諸国との対立関係は深まっています。日中・日韓・日朝・日中関係のいずれも厳しさを増しています。こうした日本の状況下で、ウクライナでの戦争を受けて、核兵器配備や軍事費拡充を主張する国会議員が現れてきています。

私は国会議員に「日本が攻撃されたらどうするのか?」という議論をして欲しくありません。「攻撃されないために何をすべきか?」を話し合って頂きたいと思います。戦争は突然起こるわけではありません。戦争は政治の延長であり、外交の延長です。戦争は政治の失敗に他なりません。日本はとりわけ近隣諸国との友好関係確立に努力すべきです。近隣諸国との友好関係の中に、平和な日本社会は存立しうるのです。

対立の深まっている近隣諸国との外交関係を友好的なものにすることは可能です。それこそが、日本国憲法の平和主義に基づくものです。戦争のない、近隣諸国との友好関係の下、平和な日本社会を作っていきましょう。
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